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―とりあえず書き出してみましょう。書き出しのポイントは
・本を読んだ動機
・前評判と読んだあとの違い。
・こんな時代、こんな所で、こんな人の話。というような粗筋、紹介。
・本を読み終わったとき、こんなことを思った。
・「○○○!」その言葉がずっと僕の心の中で反芻していた。など、引用から。
と、こんなところです。これをヒントにとりあえず書き始めてみる事が大切です。
―とりあえず、下書きはしましょうね。その上で、長々と引き伸ばすポイント。
・感想ではなくて、本を切っ掛けにして思い出した自分の体験なんかを書く
・現代問題を引っ張り出す。
・その本で描かれている素晴らしさを鼻から否定し反論しまくる。
・なぜそう思ったのか、を掘り下げる。
現代問題や、反論はいろいろと難しいところですが、なぜ、そう思ったのか、自分の体験、は良い手であると思います。何故、そう思ったのか、と考える
ことはとても大事です。どうしてそういう物語は感動的なのだろうか。どうして悲しい気分になるのだろうか。難しいことですが、分かる範囲で書くと良い視点
を持ってるな、と思われるでしょう。難しいので簡単に結論が出ないので、字数を稼げる、と思います。
―とりあえず、感想文の構成をもう一度見直してみましょう。
初めから最後まで、主題だけを書くのもいいですし、上で書いた自分の体験が大半を占めても良いでしょう。ただ、書けない人はこういう風に少し箇条書きっぽく仕上げると上手くいくと思います。
支離滅裂になってしまう一番の原因は流れが出来ていない、ためです。そういう場合は関連性のある事柄をいっしょにして、清書をしましょう。下書きはやっぱりするべきなのです。
―本を変えましょう(笑)。
また読むのもいやになるかもしれませんが、本の選び方を間違えるとこういう事になっちゃいます。自分が興味のない本を読んでも何も思わないのは仕方
ないことです。自分が興味のあること、例えばサッカーが好きならそれを題材にした物語、とか。人間興味のないことには何も感じることは出来ません。(課題図書の場合はどうしようもないけど)
―いわゆる活字嫌いの方。
そういう場合はやっぱりアニメビデオ(笑)。
本を読んだふりをしながらアニメビデオを見た感想を書いてしまおう!本を読まなくても物語に対する感想ぐらいは書けるでしょう。まあ難しいかもしれませんが、やってみる価値はある!
それ以外の方法としては、書き出しに関する感想。有名な川端康成の雪国の冒頭、夏目漱石の我輩は猫であるの冒頭、その印象的なイメージに対する原
因の追求・・・なんて難しいことを言ってますが、要するに何でこんなに冒頭が有名なのかな?というようなことを書き連ねていくわけです。有名なのはそれが
非常に印象的だからです。印象的である理由はなんでしょう。あとは、雪国なんかだったら、自分が雪国に行ったときのことを書いちゃえばいいわけだし
(笑)、そういうズルイ手も感想文を書く上では重要ですよ(多分)。
―まあ原則的にはタイトルとかあらすじみたいなのを見て「これはオモシロそうだな」と感じたのを選ぶのが一番良いと思います。
他の条件としては「短い」「主人公が自分と似ている(年齢が近い)」「身近な問題が書かれている」といったところ。
日頃あまり本を読まない人は絶対短い方がいいです。書きやすいし、長いのは読むのでエネルギーが尽きちゃいます。
お勧めとしてはやはり小学校の図書室にあるような、児童書ですね。図書館の子供コーナーでフィーリングが会いそうなのを読んでみるのがいいと思います。
―同じ言葉が続いてませんか?
「こと」とか「思った」とか。同じ面白かった、でも「興奮した」「物語に引き込まれた」などなど工夫しましょう。また、何度も読み返して、修正しましょう。面倒くさいでしょうから、ワープロやパソコンを使うのがいいと思います。ブラインドタッチは覚えましょう。
(読書感想文担当J)
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