そもそも読書感想文の定義
みなさんもそうだと思いますが、学期の授業が終わって夏休みや冬休みなど大きな休みがくると、必ず宿題として出されるのがこの読書感想文。
でも、実際に何をどのように書けばよいのか分からない人が多いと思います。それもそのはず。学校では読書感想文の書き方について、1から詳しく教えることはあまりしていないからです。
まず、ここでは曖昧(あいまい)になっている読書感想文の定義について、解説したいと思います。
▼読書感想文の定義、その1
読書感想文について多いパターンというと
「読書感想文だから"おもしろかった"、"感動した"とかを書けばいいんじゃない。」と思ってことです。
読書感想文は、ただ単純に「おもしろかった」「感動した」ことを書けばいいという訳ではないのです。
すなわち、「ただ本の感想だけを書けばいい!」と言う人、そんな人は読書感想文についてよく理解してないことになります。「読書感想文」という言葉を聞いて全くピンと来なかったあなた。そんなあなたも少し気をつけてください。下手をするとあなたの書いている文章は「読書感想文」ではないかもしれません。
ポイントとしては
・ひとつの小説や一般教養的な本のことについて書いてあること
・本の内容に対する自分の意見が書かれていること
というのが読書感想文の基準、というか大前提(だいぜんてい)です。
▼読書感想文の定義、その2
さらにプラスとして
・原稿用紙の使い方があっていること
・「~です。」、「~ます。」などで文調が統一していること
・自分の生活とリンクした内容が書かれていること
ということが求められてきます。まあ学校にもよりますが、小学校の3~4年生ぐらいから先生たちもここを意識して見始めることだと思います。読書感想文なのに気づいたら作文になっていた、なんてことのないよう注意してください。
▼番外編として...
ここには基本的なことしか載せていません。
ですから、電話帳を読んで感想文を書いたり、本のあらすじ紹介だけで感想文が終わってしまったり、というのはもちろんダメです。また、「桃太郎」の本についての感想文なのに、よくよく見直してみたら、「浦島太郎」のことについて書いる内容あったりというのも読書感想文の定義から外れてしまいますので、くれぐれも注意が必要です。
まあみなさんなら大丈夫だと思いますが・・・。
これでおおまかな「読書感想文」についての定義は理解できたかと思います。
もし、途中でごっちゃになってしまったら、太字で書かれている部分を読み返して、また読書感想文に取り組んでみましょう。