下手な文章をみんな流に

あなたもプチ小説家になるのが一番!
ただワクワクした。だけじゃあ普通の文章です。ワクワクしたものにもいろいろあります。遠足に行く前の楽しみだなぁというワクワク感や、お化け屋敷に入るときのスリルを持ったワクワク感やいろいろあります。あなたもプチ小説家になったつもりで感情を表現しましょう。




▼"もし自分が主人公だったら"を入れる。

難しい言葉でいうと主体的意見といいます。トップページにも書きましたが、『僕も主人公のガリバーのように、勇敢な男になって、いろいろな世界を冒 険してみたいです』。とか『僕も鶴のようにいろんな人に恩返しをできるような人間になりたいです』など「僕が主人公だったならば○○という風にしたのに。 なぜならば~~」とか「僕も○○のように××なことをしたいです。」とか自分がなりきる事が大事です。それを見て先生とかは、「おっ!!ちゃんと考えなが ら本を読んでいるな」と思うわけです。



▼書き出しを変えてみる

書くときのポイントのページで文章を何段かに組み立てるというのをやりましたが、その順序を変えてみるのも一つの手です。 ○○を読んで               ○年×組  山田 太郎 「ええっ。ありえない。」 まずこの本を初めて読んだとき、思わず僕は声に出して叫んでしまいました。  なぜならば、僕がいままで読んだ本の中で、このような読者の期待を裏切る ような劇的な結末を迎えることがなかったからです。それは・・・・・・・・・・・・・・  のように。書き出しから始めずに、いきなり感想から入ってしまうという手もあります。こうすることで感想文を読んだ人に、強烈なインパクトを与え ることができます。先生とかは、生徒何十人分もの読書感想文を見ているわけですから、当然同じような感想文ばっかりだとあきてきます。そんな中で、読み手 にインパクトを与えることができれば、もうこっちのもの。




▼「思った」をつかいすぎない

読書感想文で繰り返されやすいコトバは「~だと思った」でしょう。ある程度は仕方ありませんが、文末を工夫することでなんとかしましょう。  例えば  ~だと思う。~だと思った。~ではないか。~であろう(だろう)。~なのだ。~であると考えられる。~という印象を受けた。  あまり「思った」を使いすぎない方がいいかと思います。自信がなくみえます。断言してしまってもいいと思うときは断言してしまいましょう。あと 「少し」「多分」なども使いすぎに注意です。感想文ですから「少し」しか思わなかったことは書く必要はありませんから、自信を持った言葉づかいをしましょ う。  また、「こと」「~的」なども繰り返しやすいです。これらは他の言葉に言い換えられるのですから、使わない方がよいです。「こと」は「の」(印象 に残った事は→印象に残ったのは)、「的」は「な、に」(一般的→一般に、女性的服装→女性のような服装)に置き換えましょう。



▼まわりくどい言い方をかえる

まわりくどい言い方は書いてから考えるとよく使ってしまいがちです。 僕がこの話を読んで印象に残った事は、作者の父親のことだ。 僕は作者の父親の事を、無愛想という印象が少しあると思う。  この文章は 「僕がこの話を読んで」、「印象に残った事は」、「作者の父親のことだ。」、 「僕は」、「作者の父親の事を」、「無愛想という印象」、「が少しある」、「と思う。」 と少しずつ思いつきながら書いていることが、読んでいる人にばれてしまいます。 おまけに、「作者の父親のこと」が二回もつかわれていますし、「父親の事を」「~と言う印象が少しある」という部分の述語がおかしいですね。もっと簡潔な文章にするべきです。 僕がこの話の中で一番印象に残ったのは、作者の無愛想な父親である。 二文が一文になりました。思う、もやめて断言口調にしてみました。 マス目を埋めることのみに執着すると、まわりくどい書き方になってしまいます。沢山字数を稼ぐことを目的にしないようにしてください。

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